☆備えあれば憂いなし☆
年末年始は「不動産の棚卸し」の好機
― 家族が集まるこの時期に、所有不動産の共有と“もしも”の準備を ―
12月後半から年始にかけては、ご家族が一堂に会する貴重なタイミングです。
普段は遠方で暮らしていたり、仕事の都合でなかなか顔を合わせられない方も一堂に会することがあるのではないでしょうか。
「うちの土地・建物、次どうする?」
このテーマは、誰もがわかっていて、誰も口にしない話題のひとつではないでしょうか。
しかし、地主の皆さまにとって、所有不動産は**生活基盤であり、資産そのもの。**ご家族の理解と共有がなければ、突然の相続や意思決定の場面で迷い・遅れ・損失が生じることがあります。
この記事では、
①家族への不動産情報の共有の必要性
②相続を前提とした事前の話し合いの重要性
③急な相続に備えるために押さえるべきポイント
を整理しました。
■ ① 家族に所有不動産の内容や状況を共有しておきましょう
不動産は「そこにあるだけで安心」できる資産ですが、
誰がどこを所有し、どんな収益・支出があり、どんな契約が動いているのか——
案外ご家族は把握していないことが多いものです。
例えば、
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固定資産税・都市計画税の負担状況
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賃貸の契約期間や更新時期、入居率
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建物の修繕履歴や今後必要な改修費用
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借地・底地など権利関係
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不動産会社・税理士・管理会社など関係窓口
これらは、所有者本人が急に判断できなくなっただけで滞る項目です。ご家族が内容を知らなければ、対応が後手に回り、入居者や金融機関とのトラブルにつながることもあります。
家族へ共有すると
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トラブル防止
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資産の有効活用の検討
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次世代の理解促進
が可能となり、「資産の引き継ぎ」がスムーズになります。
■ ② 相続に備えて話し合っておくことの大切さ
相続は、必ずいつか発生します。しかし、発生するタイミングは本人も家族も選べません。
揉める原因の多くは、
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共有者が増える
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価値判断が揃わない
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期限までの手続が煩雑
といった要因です。
事前に家族で
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何を残すのか
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何を売却するのか
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誰が管理や判断を担うのか
を話しておけば、後のトラブルや感情の対立を予防できます。
特に
「息子は土地活用に賛成、娘は売却希望、妻は現状維持」
といった温度差は、相続後に表面化します。元気なうちの対話が、家族全員の安心材料になります。
■ ③ 急な相続発生に対して備えておくべき内容
突然の相続が起こった場合、1~3か月の間に大量の手続と判断が必要です。
最低限、次を整理しておくと安心です。
● 資産内容の一覧化
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不動産の所在・面積・評価額
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借入の有無
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契約関係(賃貸・管理・借地)
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収支や帳簿
● 関係書類の保管場所
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登記簿
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契約書
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売買・相続時の資料
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銀行・税理士などの連絡先
● 専門家ネットワーク
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税理士(贈与税・相続税)
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不動産会社(査定・活用)
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司法書士(名義変更)
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行政書士・弁護士(争続対策)
● 評価や活用の方向性
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誰が引き継ぐのか
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相続税の支払い方法(売却・融資・納税猶予など)
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将来的な活用(賃貸・建替・売却・等価交換等)
準備が進んでいるご家庭ほど、相続発生後の混乱は最小限です。
■ まとめ:年末年始は資産の確認と、家族の未来の準備を
「相続の話は縁起でもない」
「子供にプレッシャーをかけたくない」
多くの方がそう感じます。
しかし、相続は争いを生むイベントではなく、“家族を守る手続”です。
今年の食卓では、ぜひ一言から始めてみてください。
「うちの土地、ちょっと聞いてくれないか?」
当社では、
-
不動産の棚卸し(物件状況の整理)
-
相続対策の初期相談
-
収益改善のアドバイス
-
売却・運用の査定
などをご支援しています。
年明け以降のご相談予約も増えてまいりますので、
お気軽にご相談ください。
皆さまと、そのご家族にとって——
2026年が安心と前進の一年となりますように。